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ビル・ゲイツに学ぶビジネスチャンスのつかみ方
ビル・ゲイツ
マイクロソフト社の創業者
1955~
自分が出したアイデアを、少なくとも一回は笑われるようでなければ、独創的な発想とはいえない。
ビル・ゲイツといえば、「ウインドウズ」などのパソコン用ソフトを開発・販売しているマイクロソフト社の創業者として知られる。
その彼の個人資産は500億ドル(日本円でおよそ5兆円)を超え、世界一の金持ちとしても有名だ。
ビル・ゲイツの本名は、ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世。
ワシントン州シアトルで生まれた。
父は著名な弁護士。母は銀行の取締役で、たいへん裕福な家庭だった。
彼がコンピュータービジネスに入るきっかけとなったのは、1975年にアルテア8800というコンピューターが発表されたことだった。
アルテア8800には革新的な技術が盛り込まれていたが、その性能を100%発揮させることができるソフトウェアは当時まだ存在していなかった。
ハーバード大学に通っていたゲイツはそこに目をつけ、アルテア8800を開発したMITSというメーカーにいきなり電話をかけ、
「BASICというソフトウェアの開発に成功したから、買ってくれないか?」
と売り込んだのである。
そして、MITS へ BASIC の売り込みが成功したことを受け、ゲイツはポール・アレンとともに「マイクロソフト社」を設立したのである。
一見順風満帆のようにみえるサクセスストーリーだが、じつはゲイツが MITS に電話をしたとき、BASIC というソフトは影も形もなかった。
ただゲイツの頭の中に構想があるだけだったのである。
しかもアルテア8800は発表されたばかりで、大学生のゲイツには手に入れる術などなかった。
MITS は彼に向って「是非見せてほしい」とは言ったが、おそらく内心は「手に入らないコンピューターのプログラムをどう作ったというのだ?」と、内心笑っていたはずである。
しかし、ゲイツは高校時代の友人のポール・アレンとともに、大学にあるコンピューターをアルテア8800に見立てて、わずか8週間で実際に BASIC を開発。
見事 MITS の幹部の前で動かすことに成功したのである。
冒頭の彼のこの言葉は、このような興味深い経験をしたからこそのものだろう。
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