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ユニクロの運営者 柳井正の失敗から学ぶ成功学
柳井正
ユニクロを運営するファーストリテイリング会長
1949~
致命的にならない限り失敗はしてもいい。 やってみないとわからない。 行動してみる前に考えても無駄です。 行動して修正すればいい。
山口県で小郡商事(紳士服販売)を営む父のもとに生まれたのが、柳井正(ただし)である。
早稲田大学を卒業した柳井はジャスコ(現在のイオン)に入社。
しかし、わずか九ヶ月で退職し、父親の経営する小郡商事に入社した。
父親の跡を継いで同社の社長に就任。
だが、紳士服販売は伸び悩んでいた。
そこで、柳井は安価なカジュアル衣料を販売することを考えた。
彼はそのような衣料のことを「ユニーク・クロース(他には例のない衣料)」と呼び、「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(ユニクロ)」と名付けた販売店を広島市に開店。
これを全国に展開し、ユニクロを売上高一兆八千億円を記録する大企業にまで育て上げたのである。
しかし、柳井がたどってきた道程は平坦ではなかった。
「いままで僕はずっと失敗してきた。勝ち負けでいえば、一勝九敗くらい」
本人がそう言うほど失敗は多かった。
一勝九敗といえば、勝率はわずかに一割。
プロ野球の監督なら解雇されてしまう数字だし、営業成績がこんなに悪かったら出世は望めない。
だが、この失敗が致命的でなければリカバリーは可能だ。
例えば柳井が小郡商事を継いだのはまだ三五歳と血気盛んな頃で、「もっと売上げを伸ばせ!」と従業員たちの尻を厳しく叩いた。
すると、ある日突然、ほとんどの従業員が辞めてしまった。
大きな失敗だ。
その日からは、すべてを自分一人でやらねばならなかった。
早朝から夜中まで働きづめの日々が続いたが、後年柳井は「大事なのは、まず自分でやってみることだ」と語り、このときの経験があったからこそ、いまの自分があると語っている。
このように、失敗かどうかは最後になってみなければわからない。
失敗しても、取り返しがつかなくなる前に修正すればいいのだ。
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