デル社の創業者 マイケル・デルから学ぶ「成功するビジネスの秘訣」

名経営者から学ぶ「成功するビジネスの秘訣」

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デル社の創業者 マイケル・デルから学ぶ「成功するビジネスの秘訣」

マイケル・デル
デル社の創業者
1965~

することを決めることは簡単だ。 難しいのは、しないことを決めることだ。

マイケル・デルは、アメリカのテキサス州で裕福な家庭に生まれた。
彼は幼い頃から商売に強い関心を持っており、12歳のときに切手のカタログを編集・販売してなんと2000ドルを稼いだ。

デルが初めてコンピュータを手にしたのは15歳のときだった。
彼は到着したばかりのアップルコンピュータの中身がどうなっているのかを知りたくなり、すぐに分解し始めた。
それを見た両親は、さすがに激怒したという。

だが、そのときの経験がプラスになったようで、デルは卸売業者から買ったパソコンの性能をアップして、友人や知人に高値で売るというアルバイトを始めた。
その頃、彼は、3000ドルで販売されているあるメーカーのコンピュータの原価がわずか700ドルで、大きな利益があることを知った。

そこでデルは、大学在学中の1984年にわずか1000ドルでコンピュータ製造・販売会社を設立。
「完全注文生産の直売」という現在のデルのシステムで販売を開始した。
中間コストがゼロのため、安価で高性能なパソコンが手に入ると評判になり、彼の会社は急成長を遂げる。
1988年にはナスダック上場と同時に社名を「デル・コンピュータ」とした。

デル社は、「フォーチュン」誌によって「世界で最も尊敬される企業」の第三位に選出されている。
そこのCEOともなれば、朝から晩まで予定が詰まっているはずだ。
それをうまく処理するために大切なのが、冒頭の方法なのである。

デルほどでないにしても、ビジネスには毎日毎日「やらなければならないこと」が山ほどある。
しかし、その全てに手を付けていたら、いつまでたっても時間に追われて、「貧乏暇無し」ということになりかねない。
そうならないために必要なのが、「やらなくていいこと」を決めることだ。
やらなくていいことを削っていけば、本当にやらなければなrないことが見えてくるはずなのである。

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