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ロスチャイルド財閥の創始者 マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドから学ぶ「成功するビジネスの秘訣」
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド
ロスチャイルド財閥の創始者
1744~1812
多くの仕事をしようとする人は、 いますぐひとつの仕事をしなければならない。
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは、ドイツのフランクフルトで生まれた。
ロスチャイルド家はユダヤ系で、彼の父は、当時キリスト教徒が営むことを禁じられていた金融業を生業(なりわい)としていた。
父の仕事を継ぎ、堅実な商売を続けていたマイヤーは、1801年にウィルヘルム九世に資産の運用を任せられる。
その資産は、1795年に父のフリードリヒ二世の死去によって相続したもので、ヨーロッパ一の額だったという。
その後、ナポレオンがドイツを占領すると、ウィルヘルム九世は亡命。
マイヤーはナポレオンから直々に管財人に任命され、ウィルヘルム九世の全資産を管理するようになった。
マイヤーはこの機会を利用して、現在のロスチャイルド財閥の起訴となる莫大な財産を築いた。
豊富な資産を武器にしてマイヤーはヨーロッパに支店網を築き、フランクフルト、ロンドン、パリ、ナポリ、ウイーンという重大拠点には五人の息子を配した。
そして、ヨーロッパの金融業界を支配するようになる。
ロスチャイルド家には「街に血が流れるときこそ、いちばん良い投資機会だ」という家訓が伝わっているという。
たしかに、ロスチャイルド家は戦争の度に資産を増やしてきた。
それは褒められたことではないかもしれない。
だが、冒頭の言葉はビジネスパーソンにとっての金言といえるだろう。
ロスチャイルド財閥の基礎を築くきっかけになった、ウィルヘルム九世の資産運用は、マイヤーが持ちかけたわけではなく、ウィルヘルム九世からの依頼だった。
ではなぜ彼はマイヤーを選んだのか?
それは、マイヤーが堅実な商売を続けていたことを知っていたからだ。
マイヤーがあれこれ手を出して、すべてをおろそかにする人物だったら、大金を託す気にならなかったはずだ。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があるとおり、仕事もひとつひとつを完璧にこなしながら進めていくことが大切である。
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